泣くとき
どうやら、疲れても泣くらしい。
一種のストレスなのか。別に何も辛いことなどない。
考えれば、中学、高校時代毎晩のように泣きながら寝てたのは、気を揉む事が多くて容量の小さい私にはいっぱいいっぱいで毎日疲れていたからか。睡眠時間は充分にとっていたはずなのに、常に怠さを感じてて何もかも投げ出したいという思いが頭の中をぐるぐるしていた。
感じ取らなくてもよいあらゆるプレッシャーに徐々に潰されていたのか。
人前に出ていけばいくほど、自信がなくなっていく。最初はどんなに不安を抱えていてもそのうち慣れると言い聞かせられる。けれど、時間が経つほど回を重ねるほど、不安は大きくなっていく。早く人から離れたいと思ってしまう。とにかく独りきりの時間を求めた。仲のよい子や先生と喋って笑えるのはもちろん楽しい。けど、やっぱり1人だけで過ごす時間の方が大事だった。学校の図書室も好きだったけど、部活をサボって立ち寄る市立の図書館の方がもっと落ち着いた。知り合いがいない空間で本に囲まれるのはかなりホッとした。
若いのに全然エネルギーの足りない子どもだったような気がする。今はもっと足りない。
実際、泣くとスッキリする。もやもやが残る日もあるが、大抵は泣き疲れて安眠だ。
泣きたい気分ではあるのに泣けない日が一番つらかったかもしれない。
最近(と言ってもこの5年くらい)は寝る前に泣くことはかなり減ったが、突発的に泣くことは増えた気がする。流す涙の量も時間も相対的に少ないが、抑えきれないので困る。あとで泣けばいいから今は我慢しろ、は通用しなくなった。人前の場合はとりあえずその場から退散する。逃げられない場合は顔を背けるしかない。
辛い感覚がなくても泣くときは脳が疲れているとき。身体はどれだけ疲れても関係ないと思う。
あとは自分が情けないとき。悔しいとき。イくとき。
それから単なる生理現象として。朝起きて用を足すときも両目から大粒が2、3滴落ちるから、元々涙腺は緩いと思う。
とにかく極端に気分が沈んだり、感情が高ぶったときに、泣く。
かなり泣き虫。